壮大なる『北斗の拳』の物語は、当時発刊中のフレッシュ・ジャンプ
(1983年4月号)に、読み切りとして掲載されたこの『北斗の拳』から始まった。
〜あらすじ〜
都内(おそらく)、某所の某家の庭。見た目は、お寺の境内のように思える。
闘牛用の牛が勢いよく突っ込んでくる。
男はこの突進を右側にかわして、左の裏拳打ちを「ホワーッ」という気合の声を発しながら、牛の体側部に打ち込む。
牛は、体の中で何か爆発でもしたかのように体が破裂して息絶える。
「劉家秘伝・北斗神拳」
と、男がつぶやく。
男の名は霞拳四郎(かすみけんしろう)。
一子相伝の暗殺拳・北斗神拳を受け継ぐ若き拳士。
それを傍らで見守る、拳四郎の父親と恋人のユキ。
ユキは北斗神拳の威力に驚くが、拳四郎はこんなもの身に付けていても、今の平和な世の中役に立たないだろうと考えていた。
その後、拳四郎はユキを自宅のマンションに送っていくが、ユキのマンション入り口で不審な男たちを見かける。
ただ、その中の一人の男が口をクチャクチャ鳴らしていた事は気になったが、さほど気にはしなかった。
その男たちは、泰山寺拳法という組織に属する暗殺者たちで、このマンションに住むある人物を暗殺
するために訪れていた。そして、この男たちが行った殺害の現場をユキは偶然目撃してしまう。
恐怖でユキは拳四郎に電話するが、拳四郎が電話に出た直後にユキは殺害されてしまう。
受話器からは、ガムでも噛んでいるかのようなクチャクチャと音がする。
そういえば、あの不審な男たち中の一人が同じような音をさせていた事を思い出す。
拳四郎親子は警察に訴え出るが、泰山寺拳法は政府、そして警察内部にまで
勢力を伸ばしており、逆に犯人として捕らえられる。
拳四郎は、警察署内の拘留所で父親から泰山寺拳法の実態を聞かされ、
怒りを抑えきれずに、鉄格子をひん曲げて脱出し署長室に殴り込む。
署長室には、ユキを殺害した男達と署長がいた。
ユキを殺害した男は、泰山寺拳法で拳四郎を殺そうとするが、
逆に、北斗神拳でやられてしまう。
そして、最後に残った署長に対しても復讐を果たしたのだった。
〜「北斗の拳U 憤怒の章」へ続く。〜
【管理人の感想】
この話を既に読んでいた私は、北斗の拳が連載される事を知った時、
読み切りの話の続きだと思っていたが、全く設定の異なる話に戸惑ったものです。
ですが、いざ物語が始まると毎週毎週が楽しみで、北斗の拳を読みたいが為に
ジャンプを買っていたように思えます。
連載が終了してから十数年。最近は、同じ北斗の物語として「蒼天の拳」や、
ケンシロウとラオウの物語の映画(アニメ)、パチスロとして再び脚光を浴び、
この物語が持つパワーを改めて実感しています。
そんな今だから、この読み切りの話の続きも見てみたいと考えてしまいます。
尚、この読み切り版『北斗の拳』は、原哲夫先生原作『鉄のドンキホーテ』という
物語の単行本巻末に収録されています。
私は勿論所有しています。『鉄のドンキホーテ』自体も好きでしたので。
懐かしいですね。当時はまだ中学生でしたから。
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